第6回獣医科ウェビナー「エキゾチックアニマルの日常診療」
開催要項
講師
寺田 節先生(とちぎ うさぎ・ことり・ちびっこ動物の病院 栃木県小山市)
日時
2023年8月29日(火)20:00 ~ 20:45
(※10分前からご入場いただけます)
対象
獣医師
形式
事前登録制ウェビナー(Zoomライブ配信、チャットによる質疑応答あり)
※質疑応答等により終了時間を延長することがあります
参加費
無料
見逃し配信
当日いただいたご質問
セミナー中にたくさんのご質問をいただきました。こちらにいただいたご質問の内容を記載させていただきます。
ご回答等は、動画上の質疑応答セッションにてご確認ください。
- ハムスターの頬袋脱ではバイポーラのみで、縫合はしないのですか?
- ジャンガリアンでモノポーラを使う際は対極板はどの位置に置いていらっしゃいますでしょうか?
- RFナイフの対極板は濡らさずに使えるという特徴があるとのことですが、エキゾチックアニマルでは対極板はどのような位置にセッティングしていますか?
- ハムスターなどでの皮膚切開ではバイポーラとモノポーラはどのように使い分けをされていますか?
- ハムスターのモノポーラ使用時の出力設定を教えてください。
- 去勢手術の止血で,焼灼というより凝固という感じですね。
- ウサギの卵巣動脈などは結紮をされていますか?若しくはシーリングをされていますか?
- バイポーラの場合、通常の電気メスと比べて、使い方(力の入れ方や電気強度など)で気をつけた方が良いことは何かありますか?
- エルベとエルマンのサージトロンでのシーリングは比較すると違いはありますでしょうか?
- お示し頂いたバイポーラで止血できる血管の太さはどれくらいと感じられていらっしゃいますか?
- クリニックでの診療対象について、爬虫類が7%、両生類が1%であるとのお話をいただきましたが、今回の症例以外の動物の種類や外科治療の症例を教えてください。
- エルベとサージトロンRFナイフをご使用との事ですが、診療対象や症例での使い分けを教えてください。
- 電気メスの話題からは外れるのですが、両生類の麻酔はどのようにされていらっしゃいますでしょうか
こちらの質問に対して寺田先生に追加で詳細なご回答をいただきましたので、下記の通りご案内いたします。
「両生類の麻酔について、カエル類はアルファキサロンとセボフルランの併用にて実施しています。
また、ウーパールーパーではMS-222(Ethyl 3-aminobenzoate methanesulfonate salt)を使っています。
体表の小さい腫瘍(ループ電極でとれる程度の大きさ)であればウーパールーパーでも全身麻酔は使用せず、局所麻酔(リドカイン)のみで切除手術しています。」
「両生類の麻酔について、カエル類はアルファキサロンとセボフルランの併用にて実施しています。
また、ウーパールーパーではMS-222(Ethyl 3-aminobenzoate methanesulfonate salt)を使っています。
体表の小さい腫瘍(ループ電極でとれる程度の大きさ)であればウーパールーパーでも全身麻酔は使用せず、局所麻酔(リドカイン)のみで切除手術しています。」
- 腫瘍切除以外で、サージトロン(RFナイフ)のモノポーラ電極を使用になることはありますか?
- バイポーラは出力値5で使用されているとの事でしたが、バイポーラ切開で使用される際など出力値を変更することはありますか?
- 確認になりますが、鳥には色々サイズがありますが、体重が大きい鳥ではエルベを使用することはありますか?
- RFナイフは術中の熱ダメージや焦げ付きが少ない以外に、侵襲が少ないと実感されることはありますか?
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RFナイフについて
RFナイフは、サージトロン Dual EMC、サージトロン Pellevé S5をはじめとするサージトロンシリーズの総称です。
4.0MHzのラジオ波(RF=Radio Frequency)を発振し、組織に対する高密度なエネルギーの集中性を実現。
熱損傷を抑え、微細な切開・凝固を可能にします。
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