出力目安表 2020【皮膚形成】
※モノポーラを使用する際は、必ず対極板を患者様に接地してご使用ください。
※出力設定はあくまでも目安となります。切開・凝固時の組織への変化を見ながら調整してください。
出力目安表 2020【皮膚形成】
使用症例 | 使用電極 | 形状No. | 形状 | 用途 | 初期出力目安 | 出力幅目安 |
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皮膚切開 浅層部切開 |
エンパイアニードル電極 | EE301 EE305 |
![]() ※直型はEE301 |
切開 | CUT:14 | CUT:11~16 |
BLEND:15 | BLEND:10~20 | |||||
止血 | COAG:9 | COAG:8~15 | ||||
ピンポイント凝固 バイポーラ切開 |
バイポーラフォーセップ | J1 | ![]() |
止血 | BIPOLAR:2 | BIPOLAR:1~5 |
バイポーラ切開 | BIPOLAR:13 | BIPOLAR:8~20 | ||||
ピンポイント凝固 | バイポーラフォーセップ | ACBF-012 | ![]() |
止血 | BIPOLAR:2 | BIPOLAR:1~10 |
脱毛 毛細血管拡張症 睫毛電気分解 |
マイクロ絶縁針電極 ※専用ハンドピースへのみ接続可能 |
H137 | ![]() |
凝固 | COAG:2 | COAG:1~5 |
皮膚切開用 | 滅菌済 針電極 |
A2D | ![]() |
切開 | CUT:12 | CUT:8~16 |
BLEND:12 | BLEND:10~20 | |||||
皮膚切開用 | 滅菌済 バリ・チップ電極 |
A8D | ![]() |
切開 | CUT:12 | CUT:8~16 |
BLEND:12 | BLEND:10~20 | |||||
組織切除:平坦切除 (隆起性腫瘍など) |
滅菌済 ダイヤモンド型ループ電極 |
C3D | ![]() |
切開 | CUT:13 | CUT:10~20 |
BLEND:14 | BLEND:10~20 | |||||
組織切除:ループ切除 (隆起性腫瘍など) |
滅菌済 ラウンド型ループ電極 |
B1D | ![]() |
切開 | CUT:13 | CUT:10~20 |
BLEND:14 | BLEND:10~20 | |||||
組織切除:ループ切除 (隆起性腫瘍など) |
滅菌済 ラウンド型ループ電極 |
B2D | ![]() |
切開 | CUT:15 | CUT:12~25 |
BLEND:15 | BLEND:13~25 | |||||
切開・凝固 (通常電気メスとしての使用) |
滅菌済 ブレード型電極 |
E3D | ![]() |
切開 | CUT:25 | CUT:20~40 |
BLEND:30 | BLEND:20~50 | |||||
止血 | COAG:20 | COAG:15~30 | ||||
凝固 (脂漏性角化症) |
滅菌済 ボール型電極 |
D8D | ![]() |
止血 | COAG:10 | COAG:8~15 |
凝固・蒸散 | 滅菌済 焼灼用電極 |
F1D | ![]() |
止血 | COAG:9 | COAG:7~15 |
切開・凝固 | モノポーラフォーセップ(長) | EJ01 EJ02 |
![]() ※直型はEJ01 |
切開 | CUT:20 | CUT:15~30 |
BLEND:20 | BLEND:15~30 | |||||
止血 | COAG:10 | COAG:8~20 | ||||
切開・凝固 | モノポーラフォーセップ(短) | EJ03 EJ04 |
![]() ※直型はEJ03 |
切開 | CUT:15 | CUT:12~20 |
BLEND:17 | BLEND:15~25 | |||||
止血 | COAG:8 | COAG:5~15 |
切開のコツ
〇 通電のタイミングは必ず、組織に接触させる前に開始してください。接触した状態で通電すると、RFエネルギーが分散されて切開力が低下します
〇 先端が触れるか触れないかぐらいの軽いテンションで浅く切開してください。
押し付けると深く切開してしまい、出血が多くなります
〇 適度なスピードで切開するようにしてください。
操作スピードが早いと切開はしますが、出血が多くなります
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止血のコツ
〇 通電のタイミングは必ず、組織に軽く接触させた後に開始してください。接触前の通電は、RFエネルギーが集中して組織が切開されてしまいます
〇 止血の際は血液を除去し、出血点に軽く接触させてから行なってください。
血液が溜まると血液によりRFが分散されるので効果が落ちます。また、軽く接触せずに押し付けるとRFの集中性がなくなり止血効果が落ちます
〇 鑷子を用いた間接止血の際は把持した部位を軽く挙上してください。
挙上することにより、RFが集中しやすく止血作用が早くなります
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