皮膚疾患におけるCO2レーザー・液体窒素との使い分け

【動画】皮膚疾患におけるCO2レーザー・液体窒素との使い分け


この動画ならびに以下の表は、第5回皮膚科ウェビナー「ちょこっと使えて、なが~く使えるサージトロン ‐ループ電極での活用事例-」(2023年3月16日(木)開催、講師:岡島 加代子先生)から該当箇所を切り抜きしたものです。
ウェビナーの動画は、こちらから視聴していただけます。
 

皮膚疾患におけるCO2レーザー・液体窒素との使い分け(表)

サージトロン
CO2:自費
液体窒素
切除

母斑細胞母斑

頭部、眉毛部、眼瞼縁、鼻翼、人中など形状を保持したい部位
広茎性、出血多い部位、病理組織
自費治療希望
昔、虎の門病院の際に平坦なものを除去した経験あり
鼻唇溝、鼻翼など(シワに縫合創が一致する際)
病理組織

脂漏性角化症

掻破による出血を伴う際
保険:イボ電灼(*1)
隆起が少なく平坦で大きなもの
いつでも処置可能
保険:イボ冷凍凝固(*2)
病理組織

軟性繊維腫

有茎性、茎の径1,2mm
(麻酔:注射)
顔、首に多数ある(skin tag)
(麻酔:テープ、クリーム)
色素沈着が長く残存
広茎性、有茎性で触診上で皮下組織(脂肪など)がつまめる際

毛細血管拡張性肉芽腫

出血コントロール目的と根治
サイズが大きい
線維化がある
サイズが小さい
わずかな出血
隆起のみ除去したい
病理組織

*1 J055 いぼ焼灼法(⒈ 3箇所以下 210点、⒉ 4箇所以上 260点)
*2 J056 いぼ等冷凍凝固法(⒈ 3箇所以下 210点、⒉ 4箇所以上 270点)

作成・監修
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